文化・制度の違い

「震度6弱」と「震度6強」の違いとは?計測震度の違い

「震度6弱」「震度6強」は、日本の気象庁が使用する地震の揺れの強さを示す震度階級の一部です。

「震度6弱」と「震度6強」は共に、気象庁の震度6の震度階級に属しますが、その中でも異なるレベルの揺れと影響を区別します。また、現在の震度階級には「震度6」はありません。

「震度6弱」と「震度6強」の違いを解説します。

 

「震度6弱」とは?

「震度6弱」は、計測震度「5.5以上6.0未満」のレベルを表します。気象庁のページによると、「震度6弱」の揺れの目安は以下の通りです。

  • 立っていることが困難になる。
  • 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。
  • 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
  • 耐震性の低い木造建物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。

 

「震度6強」とは?

「震度6強」は、計測震度「6.0以上6.5未満」のレベルを表します。気象庁のページによると、「震度6強」の揺れの目安は以下の通りです。

  • はわないと動くことができない。飛ばされることもある。
  • 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。
  • 耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなる。
  • 大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。

出典:気象庁HP「震度の階級」

 

「震度6」とは?

気象庁では過去には「震度6」の震度階級を使っていました。1996年以降に使われている、現在の震度階級に「震度6」はありません。

そのため、震度6の震度階級には「震度6弱」「震度6強」という表現しかありません。

(※記事執筆時点の情報)

 

まとめ

気象庁によると「震度6弱」は計測震度「5.5以上6.0未満」、「震度6強」は計測震度「6.0以上6.5未満」のレベルを表します。

「震度5弱」と「震度5強」の違いについては、以下でまとめています。

「震度5弱」と「震度5強」の違いとは?計測震度の違い「震度5弱」と「震度5強」は、日本の気象庁が使用する地震の揺れの強さを示す震度階級の一部です。 「震度5弱」と「震度5強」は共に、...