「震度5弱」と「震度5強」は、日本の気象庁が使用する地震の揺れの強さを示す震度階級の一部です。
「震度5弱」と「震度5強」は共に、気象庁の震度5の震度階級に属しますが、その中でも異なるレベルの揺れと影響を区別します。また、現在の震度階級には「震度5」はありません。
「震度5弱」と「震度5強」の違いを解説します。
「震度5弱」とは?
「震度5弱」は、計測震度「4.5以上5.0未満」のレベルを表します。気象庁のページによると、「震度5弱」の揺れの目安は以下の通りです。
- 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
- 棚にある食器や本が落下することがある。
- 固定していない家具が移動することがあり、不安定なものが倒れることがある。
「震度5強」とは?
「震度5強」は、計測震度「5.0以上5.5未満」のレベルを表します。気象庁のページによると、「震度5強」の揺れの目安は以下の通りです。
- 物につかまらないと歩くことが難しい。
- 棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる。
- 固定していない家具が倒れることがある。
- 補強されていないブロック塀が崩れることがある。
出典:気象庁HP「震度の階級」
「震度5」とは?
気象庁では過去には「震度5」の震度階級を使っていました。1996年以降に使われている、現在の震度階級に「震度5」はありません。
そのため、震度5の震度階級には「震度5弱」「震度5強」という表現しかありません。
(※記事執筆時点の情報)
まとめ
気象庁によると「震度5弱」は計測震度「4.5以上5.0未満」、「震度5強」は計測震度「5.0以上5.5未満」のレベルを表します。
「震度6弱」と「震度6強」の違いは、以下でまとめています。
「震度6弱」と「震度6強」の違いとは?計測震度の違い「震度6弱」と「震度6強」は、日本の気象庁が使用する地震の揺れの強さを示す震度階級の一部です。
「震度6弱」と「震度6強」は共に、...